市沢・仏向の谷戸へ、春を探しに行く。
前回訪れたのが、2015年3月16日。まだ10日程しか経っていないが、はたしてどんな変化があるのだろうか。
この日は環状2号線側から谷戸に向かった。
環状2号線沿いでは、街路樹のコブシが咲いていた。満開まではもう少し。
大きく膨らんだ蕾もたくさんついていた。
ダンダラデントウが止まっているのはイタドリだろうか。暖かくなって、昆虫の姿も多く見かけるようになった。
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)も咲いている。マメ科の花はチョウのような形をしたものが多く、この形の花を蝶形花と呼ぶ。
コハコベの花は5~6mmと小さいが、よく見てみるとウサギの耳のような花びらが可愛らしい。
ミニチュアのキャベツ畑みたいな花は、トウダイグサ。葉や茎を傷つけると出てくる白い液は、触るとかぶれるのでご注意を。もちろん食べるのもアウトだ。
名前はアレだが…花はかわいいオオイヌノフグリ。
ウグイスカグラの花は下向きにつくが、覗き込むとこんな顔をしている。
ちょっと遅い雪が積もった、ユキヤナギ。
谷戸近くに群生していたオオアラセイトウ(ショカツサイ)。諸葛亮が広めたという伝説があるらしい。
ホバリングしながら花の蜜を探していたビロウドツリアブ。枯葉の上で翅を休めているところをパチリ。
先日よりも、たくさん咲いていたタチツボスミレ。
枝に黄色いものがブラブラとしていれば、それはキブシの花かもしれない。
キブシは雄花と雌花が別々の木に咲く(これを雌雄異株という)。写真はキブシの雄花。
クサボケかの赤ともピンクとも言えない不思議な色合いが面白い。
仏向谷戸の水路沿いにはヒイラギナンテンが咲いていた。
春の谷戸は、色とりどりの花で賑わっていた。