息子と、舞岡公園に行ってきた。
舞岡公園は舞岡ふるさとの森と隣接しており、横浜市内のまとまった緑地としてはかなり広い。
横浜市内に5か所あるウェルカムセンターの1つ舞岡ふるさと村虹の家もあり、自然散策を楽しむには最高の公園である。
広い園内を歩きまわって疲れたら、谷戸田のひろがる風景を眺めてのんびりとした時間を過ごすのもいいだろう。
天気の良い休日に訪れたこともあり、駐車場には空きが少ない。タイミングによっては満車のこともありそうなので、お出かけの際にはご注意いただきたい。
休日で多くの人が行き交う園路に出てきて、お構い無しに地面を啄んでいるアオジがいる。
やけに人馴れしていて、1mほどまで近寄ってくる。しかし、カメラを向けるとなかなかコチラを向いてくれない。
散々弄ばれた末のバックショットが、上の写真である。
アオジ(青鵐)
スズメ目ホオジロ科
Emberiza spodocephala
キジバトも落ち葉をガサゴソ。
キジバト(雉鳩)
ハト目ハト科
Streptopelia orientalis
舞岡公園にはいくつかの水辺があり、1つには河童池という名前がついていた。池の横には2頭の河童が相撲をとる銅像があり、当然息子も参戦する。
尻子玉を抜いたり、抜かれたりと、しばし河童達と戯れていた。
舞岡公園には田んぼもあるが、この季節にはもちろん稲はない。ほとんどが水も抜かれてカラカラになっているが、一部水を張ったままの田んぼがあった。
そこにはヤマアカガエルの卵塊があり、冬ごもりから目覚めたメダカの姿も確認できた。この生き物たちのために水を張っているのかもしれない。
メダカ(目高)
ダツ目メダカ科
Oryzias
畑では、ハシブトガラスがガサゴソやっている。
ハシブトガラス(嘴太烏)
スズメ目カラス科カラス
Corvus macrorhynchos
春の花も目覚め始めた。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
オオバコ科クワガタソウ属
Veronica persica
さて、帰り際に見つけた写真の植物を見て、息子が言った。
「ねえ、この草の名前ってカッパグサじゃない?」
綿毛が飛ばされて剥き出しになった花床が、皿。萎れた総苞片は、髪の毛だろうか。確かに、河童の頭のように見える。いや、今後はもう河童の頭にしか見えない。
カッパグサ、良い命名である。
帰路に立ち寄った八百屋で、息子が「これ食べたいなあ」と言うので買ったのが、コレだ。
どうやら、間違えて河童を連れて帰ってきてしまったようだ。
ツワブキ(石蕗)
キク科ツワブキ属
Farfugium japonicum