火曜日に横浜自然観察の森へ出かけてきた。お目当てはヤマアカガエルである。
この時期、他のカエルたちよりも一足早く水辺にやってくるのが、ヤマアカガエルだ。
例年1~2月にしては暖かい雨が降った翌日に、水辺では彼らの命を繋ぐための戦いが繰り広げられる。
前日に少し雨が降ったが、冷たい雨。当日も気温が上がらずに最高10℃ほどと、蛙合戦はあまり期待できない天候だ。
三日前に、激しい戦いの火ぶたが切られていたようで、その結果がこの卵塊である。
一つの塊が500~1500個ほどの卵からなる。この写真だけで30個以上は塊があるので、ざっくり30,000ほどの命が写り込んでいるということだ。
初戦からまぁまぁの規模だったようで、今後はそれほど大きな戦いにならないかもしれない。
出発前から予想はしていたが、残念。
それでも粘って、何頭かがもつれあう姿を観察することはできた。いや、確認程度だろうか。
カメラの射程距離まで近づくと、静まりかえってしまった。
お楽しみのところ申し訳ない。
池に浮かぶヤマアカガエルの雄。
樹影を落とす瞳には、何が見えているのだろうか。
さて、最後にちょっとしたお楽しみ。
写真の中に、おそらく2頭のヤマアカガエルが隠れているが、見つけられるだろうか?