市沢・仏向の谷戸へ自然観察散歩に行ってきた。
夏といえば、やっぱりカブクワである。めぼしい樹液酒場をチェックしていくと…。
秘密のクヌギで、カブトムシの雄2頭と雌2頭を発見した。
体の大きな雄のA太郎は、雌のB子にホの字のようである。何度も上に乗るのだが、B子は樹液に夢中でまったく相手にしてもらえない。
A太郎よりもちょっと小さい雄のC吉も、少し距離を置きながら密かにB子を狙っているようだ。しかし、B子に近づこうものなら、A太郎ご自慢の角攻撃が待っている。なかなか手を出すことができないでいる。
A太郎は、樹液酒場に寄ってくる虫達(カナブンだろうがオオスズメバチだろうが)を、バッサバッサと追い払っていく。完全にこの酒場を支配している様子である。
ライバル(食欲的にも性欲的にも)がいなくなったら、B子の背中の上に一目散。彼の願いは、ただひとつ。B子と結ばれることなのだ。相当いい女なのだろう。
来年も元気な子供達の姿が見られるように、昆虫達の恋の成就を陰ながら応援するのであった。
いやいや、左端にもう一人女の子いるんですけど~。