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K-01久里浜港~京急長沢駅【親子で歩く関東ふれあいの道】

先日、ネットで出会ってしまった関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)。

ムスメちゃんと歩こう!と決めてから「どんなコースがあるのかな」とか「こんなことしたいな」とか、ふと気づくと関東ふれあいの道のことばかり考えていた。

これはもう、ほとんど病気である。実際に歩きに行かなければ、治ることはないのだろう。

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関東ふれあいの道

というわけで、あれから1ヵ月。やっと歩きに行くことができた。本当に本当に、この日を待ちわびていた。

さて、どうやって歩こうか。

関東ふれあいの道・神奈川県コースは全部で17ある。しかし、この17のコースを全部歩けば神奈川県の関東ふれあいの道をひと繋ぎに歩けるワケではない。なんだかややこしや。

実は、関東ふれあいの道には「連絡路」という、一部コースに含まれない道がある。そのため、設定されたコースすべてを歩いても、ふれあいの道すべてを歩いたことにはならないのだ。

完璧主義者モッタイナイ主義者のワタシは、せっかく歩くなら全部歩かないとモッタイナイと思うのである。だって「全部ひと繋ぎに歩いた」と言えなくなってしまうではないか。

ということで、神奈川県・関東ふれあいの道の起点である久里浜港フェリーターミナルからスタートすることにした。(久里浜港から金田湾の南までが連絡路になっている)

 

さて、記事タイトルにある「K-01」は、実際のコース番号とは異なる。これは「神奈川県のレヂヲ的第1コース」という意味で、個人的にわかりやすいようにつけているだけなのであしからず。

「親子で歩く関東ふれあいの道」開幕。

スタート地点の久里浜港までは、JR久里浜駅前のターミナルからバスでのアクセスとなる。最寄りのバス停は開国橋だ。

久里浜港の東京湾フェリーターミナルでトイレを拝借し、いよいよ関東ふれあいの道のスタートである。【11:30】

 

関東ふれあいの道起点・久里浜港に停泊するしらはま丸

港にはタイミングよく、千葉県金谷港行きのフェリーが停泊していた。ムスメちゃんには、これから長い長い道のりを歩き、このフェリーでここに帰ってくることを話した。果たして理解してもらえただろうか。

しかし、ゴールを迎えるのはいったい何年後になるのだろう。

 

さて、まずは近くの住吉神社に、旅の安全を願ってお参りをした。境内で準備運動をさせてもらったら、県道212号線(通称ペリー通り)を南下する。

タイトゴメでヤブキリの幼虫がかくれんぼ

歩道の端にはタイトゴメがしっかりと根付いていた。よく見れば、ヤブキリの幼虫がかくれんぼをしている。

工場脇のあまり面白みのない道を歩くと、ここが連絡路に設定されている意味が理解できる。

 

しかし、金田湾が見えたところで、ムスメちゃんもワタシも一気にテンションがあがった。海から感じるこのワクワク感は、どこからやって来るのか不思議なものだ。

スタートからそれほど時間は経っていなかったが、砂浜に出たところで昼食をとった。気持ちが盛り上がり過ぎたのか、二人ともお腹が空いていたのだ。持参したおにぎりを頬ばり、すぐに出発する。【12:15】

海岸線を突き進む。

県道212号線は、金田湾にぶつかったところで「ペリー通り」から「北下浦海岸通り」と名前を変えるようだ。

北下浦海岸通りでは、できる限り砂浜を歩いた。それは、イソギンチャクと遊んだり、貝殻を拾ったり、ワカメで綱引きをしたり、何か見つけては道草を食うためだ。この何でもない道草も、実に旨い。

何を拾っているのかな?

今度は何を見つけたのかな?

 

ハマダイコン

ハマダイコンの薄紫色が、まだまだ冷たく乾いた3月の空気に馴染んでいた。関東ふれあいの道では、道中の自然観察も大きな楽しみのひとつである。

 

野比の辺りで、少しだけ海岸を離れて北へと向かう。向かった先は白髭神社だ。旅では、その土地の社寺に参拝することも大切だと考えている。【13:30】

 

北下浦海岸通りが国道134号線と交わるところに、野比海岸公園がある。ここでおやつ休憩をとった。

野比海岸公園でハトと戯れる

おやつを食べていると、そのおこぼれを狙っているのか、スズメやハトが寄ってくる。彼らの鳴き声や動きを真似て遊んでいたら、少々休憩しすぎてしまった。【14:30】

 

野比海岸公園から続いている長浜海岸遊歩道には、若山牧水の歌碑がある。長岡半太郎記念館・若山牧水資料館が県道134号線を挟んだはす向かいにあるためだろう。2つの歌碑に3つの歌が刻まれている。

若山牧水夫婦歌碑の裏側

海越えて 鋸山はかすめども 此処の長浜 浪立ちやまず

しら鳥はかなしからずやそらの青海のあをにもそまずたゞよふ

うちけぶり鋸山も浮かび来と今日のみちしほふくらみ寄する

「うちけぶり~」の歌は妻・喜志子の歌で。「しら鳥は~」と共にひとつの岩の表裏に刻まれていることから、夫婦歌碑と呼ばれているようだ。写真は夫婦歌碑の裏側から金田湾を望む。

 

石投げはまだまだ上手くできない

長沢海岸で石投げをしたが、跳ねるように投げることはまだできない。上手く投げられるようになるのは、あと何年かかるかな。

初めての関東ふれあいの道も、もうすぐ終わり。

長沢交差点で北上し、京急長沢駅を本日のゴールとした。初めての親子で歩く関東ふれあいの道は、とにかく楽しすぎた。

本当のところ、スタート前には「海岸線ばかりで退屈してしまうかな?」とか「5歳児に5kmも歩けるだろうか?」とか、不安もあったのだ。しかし、実際に歩いてしまえば何の問題はなかった。

元気に歩くムスメちゃんの様子から、続けていけそうな感触も得ることができた。

京急長沢駅から三浦富士を望む

京急長沢駅から、三浦富士方面を望む。次回はこの山に登る予定だ。

早くも待ち遠しくて眠れない。

本日の関東ふれあいの道

11:33 久里浜港スタート ~ 15:20 京急長沢駅ゴール

二人で歩いた距離:約6.0km

二人で歩いた時間:3時間47分

※以前書いた記事に加筆・修正してアップしています。

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砲台山の砲台跡

 

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