ムスメちゃんと初めての2人キャンプの続きである。
夜中に振り出した雨が、愛車エブリイの屋根を激しく打ち鳴らすものだから、何度も目を覚ましてしまった。
となりのムスメちゃんは、何事も無いかのようにグースカピーと寝ているw
並大抵のことには動じない、子供時代の深い睡眠を取り戻したいものである。
そんなこんなで朝の5時頃には、重い瞼を抉じ開けて車から抜け出す決心をした。
昨日はフタスジモンカゲロウとアカアシクワガタがサイトにやってきましたが、今朝はアカスジキンカメムシがやってきた。
鮮やかな美しい身体は、夜露をまとってより一層輝いていた。
さて、問題の朝食メニューはというと、ホットサンドである。
本来ならば、ハムととろけるチーズを使った、定番だけど絶対間違いのないホットサンドのハズであった。
なぜなら、初めてのムスメちゃんとの2人キャンプで「ホットサンドの具を冒険→失敗した!」は許されないのである。
それなのに!まさかの「具を忘れる→冒険するしかない!」という展開になるとは…。
まぁ、忘れちまったもんはどうすることもできないのである。 「餃子スープにいれるハズだったもやし」と「食べきれなかった焼き鳥」を炒めて、「おつまみ用だったアーモンドチーズ」を挟んで、レッツクッキング。
どうよ、この焼き加減!焦がすこともなく、CHUMSロゴの焼き目もバッチリ。ルックスは抜群にばえるやつである。
冷めないうちにふたつにカットして「いただきます」。
甘辛い焼き鳥とシャキシャキのもやしに、とろけたアーモンドチーズが良く絡む…!
「美味い!」
その味と温かさで、重大な忘れ物を犯した罪からやっと解放され、ホットした。
あれだな、ホットサンドにすれば何でも美味しくなる説w
さて、朝食を食べた後は、全力で撤収を急ぐ。
タープはびちょぬれだが、寝坊気味の太陽が顔を出してくれたので、ほぼほぼ乾燥撤収できたのは助かった。
濡れ撤収→自宅乾燥は本当に面倒くさいのである。太陽さん、あざーす!なのだ。
チェックアウト時間ギリギリいっぱいだったが、無事に撤収完了。スカイバレーキャンプ場に別れを告げる。
帰りはどこかでゆっくりと遊んで帰りたかったけれど、このご時世なんで、道の駅どうしでお土産だけ買うことにした。
たぬきのマスク、折角のおしゃれマスクなのにテープで雑にとめてあるのが残念。
道の駅とかサービスエリアとかに立ち寄ると、なんでかソフトクリームを食べたくなる。
ムスメちゃんは白桃ミックスソフト。ワタシは黒蜜きなこ豆乳ソフト。どちらもウマウマであった。
黒蜜きなこ豆乳ソフトは、絶対に信玄餅を意識してるんだろうけど、そうはうたえない大人の事情があるんだろうな。
さてさて、ムスメちゃんとの2人キャンプも、後は帰路を残すのみである。
大きな忘れ物はあったが、ファミキャンともソロキャンとも、全く違う魅力がある2人キャンプを存分に楽しむことができた。
ムスメちゃんは小学4年生。 この先いつまで父の道楽に付き合ってくれるかわからないが、少しでも先延ばしできるように、いい関係でいたいもんである。