1月末から平塚にある神奈川県環境科学センターで「環境活動実践講座 地域生態系保全コース」に参加している。
全3回のうち2回が終了した。
初日は環境科学センターにて講習である。神奈川県の自然環境や、水辺での調査に関しての講義を受けた。
講習内では、調査に使用する道具の説明などもあった。様々なサイズの網があり、物欲が刺激される。
調査で採集したものかはわからないが、アクリル樹脂に閉じ込められた生物の標本である。形も色も綺麗に残っているので、非常に美しい。子供が少々雑に扱っても壊れなそうだし、観察会で便利そうだ。
デメリットは、ひとつひとつが重く大きくなってしまうことぐらいだろうか。
第2回目は秦野市にあるかながわのナショナル・トラスト第1号に認定された葛葉緑地でのフィールド活動。
住宅地に突如として現れる17haほどの葛葉緑地には、変化に富んだ地形が育んだ自然が残されている。
午前は葛葉緑地で活動するボランティアさんによるフィールドの紹介など、午後はフィールド活動の体験。
まずは薪割り体験から。ぶっとい薪に大苦戦して最初から汗が…。翌日は筋肉痛というより、ちょっと打ち身のような感じで利き手が痛みだすという…。
まったくもって、運動不足である。
その後は、川に入って水生生物を観察したり、隆起して出来た断層にある箱根山の火山灰から鉱物の洗い出しなどを体験した。
川をガサガサして採集した、ハグロトンボのヤゴ。
一見ただの灰にしか見えない火山灰の中から見つけ出した鉱物は、顕微鏡で拡大するとキラキラと輝いていた。子供達に人気のプログラムとのこと。
写真は、顕微鏡の接眼レンズにスマホカメラを直接つけて撮影したのだが、なかなか上手く撮れている。中心がずれているのはご愛敬である。
「環境活動実践講座」は、実際のボランティア活動を体験しながら運営についても学べる、まさに「実践」的な講座であった。
最終日も楽しみにしたい。
環境活動実践講座に興味のある方は、環境科学センターのサイトをご覧いただきたい。